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スピーカーについて考える


スピーカーのあれこれ
スピーカー交換と聞いてどう思うでしょうか?
・車を買った時に付いてるスピーカーじゃダメなの?
・いろんなメーカーがあるけど何がちがうの?
・どうして何個も付けなきゃいけないの?
スピーカーの大きさで何が違うの?
カーオーディオをやっていれば当たり前なことも、
知らない人からすれば意味が分からず無駄な事と思うかもしれません。
やっている人は、悩みに悩み、考えに考え、
自分の好みの音を出してくれると思い買うんですが、
音を出してみないとわからないのがスピーカー
私のような失敗をしないように、参考になれば。

音の再生方式には大きく分けてモノラルとステレオがあります。
モノラルとは単一音源で、この音源で収録されたものをいくつのスピーカーで出そうが出てくるのはすべて同じ音です。
ステレオ(2chステレオ)は立体音響という意味で、2種類の音を左右2個のスピーカーから出して目の前に立体的な音場を作ろうというものです。
2種類の音とは言え、耳を近づけて聞いてみてもさほど音に変わりはありませんが、
左右のスピーカーからボーカルの音が同じ音量で出ると、スピーカーの中心にボーカルがいるように聞こえ、
向かって右側のスピーカーからギターの音が強く再生されると、ギターの音場は右寄りに移動します。
このステレオ方式でカーオーディオは作られています。

理想的なステレオ再生は、家で音楽を楽しむように左右に箱型(エンクロージャー)のスピーカーを配置し、
スピーカーと自分を結んだ線が二等辺三角形になるような位置に座ります。
この時のスピーカーを想像してもらうとわかると思いますが、一つの箱に数個のスピーカーが収まり、全て同じ方向を向いています。
このホームオーディオスピーカーシステムを頭に入れておくと、カーオーディオのシステムが理解しやすいと思います。

音というのは大きな軸となる基音とそれに付随する周波数で出来た複合音です。
分かりやすく説明すると、何か音を出したとしてそれが「ガンッ」という一つの音だとしても周波数を見てみると様々な周波数で構成されています。
高い音、低い音が一か所から出て、全てが混ざり合い一つの音と認識されます。
つまり高音も低音も一つのスピーカーから出すのが理想です。(2chステレオは左右一個ずつ)

ですが、材質や形状で多少変わりますがスピーカーは径の大きなものは低音を、小さなものは高音を得意とするため、
一つのスピーカーで高音から低音すべての音を綺麗に出すことは不可能です。
そこでスピーカーを得意な周波数ごとに分割して配置するわけですが、
ホームオーディオは一つの箱に数個のスピーカーを納めることが出来るため、分割はしていますが出来る限り音源を一か所に纏めることが出来ます。
しかし車ではホームオーディオのような箱を付けるわけにはいきませんし、
ドアやAピラー(サイドミラーの内側辺り)など一か所に全てのスピーカーを取り付けすることも出来ません。
そのためにセパレートタイプやホームオーディオには無いコアキシャルタイプというものがあり、
何個に分割(人間の視聴可能範囲である20Hz〜20kHzを分割したシステムで、2分割は2way、3分割は3wayと呼ばれます。)するかで、
2wayコアキシャルや3wayセパレートと呼ばれ使い分けていくことになります。
カーオーディオをやっている人はセパレートタイプが一般的です。)
セパレートタイプ(左の写真上)
 2wayセパレートと呼ばれるもので、
箱型のネットワークで周波数を分け、各スピーカーに送ります。
ドアに付けるミッドベースとダッシュボードやピラーに取り付けるトゥイーター
からなり、分割する事によってそれぞれのスピーカーからは得意とする周波数帯を出すことが可能ですが、取り付け位置が離れるため音のまとまりが悪い、
耳に入りやすい高い音が目の前にあるためトゥイータとミッドベースの
ボリュームのレベルが合っていないように感じる事があります。

コアキシャルタイプ(左の写真下)
ミッドベース中央にトゥイーターが取り付けられた形状。
音のまとまりは良いが、足元にスピーカーが集まるためステージングが下がる。
同じ口径のセパレートミッドベースと比べて、低音が弱い気がします。

上記のような理由でスピーカーは分割されてきたわけですが、
分割するとそのスピーカーの得意とする周波数帯のみを任せることが出来るため高音質に繋がりますが、
当然音の纏まりや繋がりを調整するのが難しいといったメリット・デメリットがあります。
現在主に再生する周波数や口径で、スーパートゥイーター、トゥイーター、スコーカー(ミッドハイ)、ウーファー(ミッドロー)、サブウーファー、
に分けることが出来ます。
Sトゥイーターはトゥイーターが再生できる周波数より上の20kHz以上を担当しており、人間が聴きとれる範囲を超えていますが、
Sトゥイーターを付けることにより低音が引き締まったり雰囲気・空気感作りに効果的です。
サブウーファーはミッドローより下の低音を担当する、主に口径20cm以上のスピーカーのこと。サブウーファーといえば低音をドンドンといった
イメージが先行しがちですが、設定・調整の上手くいったサブウーファーはフロントの音を持ち上げてくれますし、
基本的にはミッドローの出せない低音をサポートするイメージが重要です。
基本的なシステムを2wayか3wayかに決め、そのシステムにSトゥイーターやサブウーファーをプラスするか考えるのがいいでしょう。
一般的にカーオーディオ製品に使用されているスピーカーの形状にコーン型、ドーム型、ホーン型、リボン型があります。
コーン型は振動版がすり鉢状の形をした最もよく見られるスピーカーで、比較的シンプルで製造しやすいが高音を出すのに難があり、
ミッドハイ、ミッドロー、サブウーファー、フルレンジスピーカーなどに主に使われています。
ドーム型は振動版がドーム状に盛り上がった形のスピーカーで音色の良さ、指向性の広さなどが特徴の半面、
低音の再生には難があり中高音域の使用がほとんどで、繊維系素材のソフトドームと樹脂・金属素材のハードドームに大別される。
ホーン型はラッパ型をしたスピーカー形状で、低域用にはラッパも大きくなるため主に中高音域に用いられる。
高能率だが指向性が強いため、取り付け位置や向きはシビアになる。
リボン型は短冊状の金属リボンを使用したスピーカーで、100kHzにも達するような繊細なサウンドを得意とするが、低域の再生には不向きなため
Sトゥイーターやトゥイーターに主に使用されている。
振動版の素材には大きく分けると紙、金属、高分子素材、
セラミックス系などがあるほか、
様々な材料や作り方でメーカー独自の音作りがあります。
さらに紙素材に他素材をコーティングするなど
全てを聴き比べるのは不可能です。
柔らかい音が好きなのか、パンチのある音が好きなのか、
自分の好みにはどんな素材が向いているのか探してください。
(右はノンプレスペーパーコーンです。)
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