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もっともシンプルなシステム。
買ったばかりの車でも、トゥイーターとミッドベース(ウーファー)が
付いていれば、左のような仕組みになっています。
ヘッドユニットから出た信号を、ネットワークでトゥイーター用の高音と、
ミッドベース用の低音に分けて出します。
このシステムを変えず手軽にカーオーディオを楽しみたいなら、
ヘッドユニット内蔵のアンプを使うためスピーカー交換だけでも良し、
ヘッドユニットのみ交換、RCAケーブルの出力が無くても構いません。
耳によく入る音を出すトゥイーターだけを交換するなど、
これ以外にもさほどお金を掛けず楽しむ方法はあります。 |
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上のシステムから一歩出て、外部アンプを付けたシステム。
比較的安い2chアンプですが、ヘッドユニット内蔵のアンプとは別物。
音の力強さは格段に変わります。
外部アンプを付ける辺りから、
アンプをどこに設置するかという悩みも出てきます。
見せたい人たちはトランクルームを潰してきれいに並べ、LEDやアクリルパネルなどで装飾しますが、普通に考えれば分かりますが使い勝手は悪いです。
一般的な設置方法は、運転席や助手席のシート下かトランクルームに直置き。
シート下は設置は面倒くさいですが、コード類が短く済みます。
逆にトランクルームは倍以上のコード類の長さが必要になります。 |
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上のシステムからサブウーファーが気になったら4chアンプです。
直径が20cm以上の物を一般的にサブウーファーといいますが、
大きいものを動かすにはそれ相当の力が要ります。
左の図でトゥイーターとミッドベース(ウーファー)を
1本のスピーカーコードをネットワークで2本に分けて鳴らしていますが、
サブウーファーは2本を1本に纏めているように見えると思います。
実際にはブリッジ接続といって2ch分のそれぞれのプラスとマイナスを
繋いで鳴らしています。
モノラルアンプへの接続でない限り、
サブウーファーの接続はこのブリッジ接続が基本となります。
サブウーファーを付けるころにはカーオーディオを楽しんでいるはずですが、
その低音で音楽を生かすも殺すもあなた次第です。 |
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上のシステムのサブウーファーを別アンプにしたタイプ
左の図ではネットワークがなくそれぞれが独立して接続されていますが、
好みであればネットワークを使うこともできます。
左の図は1スピーカーに1chを割り当てるマルチシステムというもので、
ネットワークを介さないことで抵抗が少なくなり音質にはプラスですが、
今までネットワークに任せていた周波数の設定を自分ですることになります。
高音用のスピーカーに低音用の周波数を流すとスピーカーが壊れますので、
当然知識多少のは必要になります。
各スピーカーの持ち味を生かした周波数設定、ゲイン調整などのハードルを
超えるとスピーカーが本当の力を見せてくれるでしょう。 |
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上級者向けのシステム、3wayマルチシステム。
(人によってはサブウファーの分も入れて4wayともいう)
人間の聞こえる音は20Hz〜20kHzと言われますが、
当然1つのスピーカーで全ての音を綺麗に鳴らすことは不可能なので、
だったら手分けして得意な周波数帯で分けようって考えです。
車のスピーカーは家のオーディオのスピーカーのように、
1つの箱に並べて付けることが出来ないため、
音の出所や距離がバラバラでまとまりのない音になります。
このバラバラな音を一つの音楽としてまとめることが出来れば、
ダッシュボード上にステージが現れることでしょう。 |
※上記以外にもスピーカーやアンプの数によって様々なシステムがあります。 |