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どんなにいい機器を使っていても
ケーブル類の手を抜くと性能をフルに発揮は出来ません。
電源ケーブルに始まり、RCAケーブル、
スピーカーケーブル、どれも妥協できないパーツです。
電源をしっかり取った機器で再生された信号を、
余すことなくアンプ、スピーカーへと届ける。
当たり前のことを確実にやった答えが音として出ます。
それはただ太ければいいというわけではなく、
いいケーブルを繋いだから終わりというわけでもありません。
安全面にも考慮しきっちり固定、
ケーブルを必要以上に遊ばせないなどコツを教えましょう。 |
まず初めに言っておきたいのは、カーオーディオにバッテリー交換は必須です。
純正デッキで外部アンプを追加せずスピーカー交換のみでしたら、普通に車を乗るうえでのバッテリーチェックで乗っていて構いませんが、
外部アンプを追加する場合はバッテリー交換をお勧めします。
サブウーファーを追加した場合などは特にそうですが、低音は意外とバッテリーを食います。
バッテリーもカーオーディオにとってはとても重要なパーツですので、他の機器同様気を使ってください。
電源ケーブル
本格的にカーオーディオをやるうえで、電源をバッテリーから直に引くのはもはや当たり前のようになっています。
安価なヘッドユニット交換やスピーカー交換のみでカーオーディオを楽しむ人は、
ヘッドユニット裏の純正のケーブルから電源を取って問題ありませんが、外部アンプやアンプレスのヘッドユニットを使用の場合は直に引いてください。
バッテリーから室内へケーブルを引き、ディストリビューションブロックを介して分岐させ各機器へ接続します。
このときバッテリーから室内へのケーブル、ブロックから各機器へのケーブルの太さを求める下記の表を参考にしてみてください。 |
AWG規格
ゲージサイズ |
消費電流 単位:A(アンペア) |
20 |
30 |
40 |
50 |
60 |
75 |
100 |
00 |
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57 |
0 |
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61 |
45 |
1 |
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60 |
48 |
36 |
2 |
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57 |
48 |
38 |
29 |
3 |
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57 |
45 |
38 |
30 |
23 |
4 |
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60 |
45 |
36 |
30 |
24 |
18 |
5 |
71 |
48 |
36 |
29 |
24 |
19 |
14 |
6 |
57 |
38 |
28 |
23 |
19 |
15 |
11 |
7 |
45 |
30 |
22 |
18 |
15 |
12 |
9 |
8 |
36 |
24 |
18 |
14 |
12 |
9 |
× |
9 |
28 |
19 |
14 |
11 |
9 |
× |
× |
10 |
22 |
15 |
11 |
9 |
× |
× |
× |
12 |
14 |
9 |
7 |
× |
× |
× |
× |
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例えばフロントに50w×4chアンプ1台。
サブウーハー用に100w1台を使うとし、
バッテリーから車内まで3m、そこからブロックで
各アンプに60cm必要だとします。
50w×4で200wと100wで総消費電力は300w。
200w÷12vの16.66Aと100wの8.33Aの合計が
300w÷12vで消費電流は25Aとなります。
※全て定格で計算
左の表の中の数字は必要な長さを表し、
フィート(1ft=約30cm)になっています。
表に照らし合わせると車内への引き込みは、
20Aを超えていますから30Aの欄を下に下がっていき、
10ft必要なので15、横を見ると10ゲージ必要、
4chアンプ、サブウーファーアンプにはそれぞれ
12ゲージが必要ということになります。
もちろん電源ケーブルやブロック、アンプには
ヒューズを付けますから、何かあったらヒューズが
飛ぶようになっているんですが・・・。
ちょっと細い気がします。
この表を最低限のケーブルと考え、
多少太くしてもかまわないと思います。
私は4ゲージで引き込み、8ゲージで分岐させています。
ただヒューズボックスは必ず取り付け、
何かあったらヒューズが飛ぶようにしてください。 |
ケーブル類取り回し時のコツ
・ケーブル類には意外と知られていませんが、向きがあります。
信号が流れる方向に向かって矢印が書かれている商品もありますが、無い場合はロゴや印字の向きが左右同じくなるようにしてください。
・RCAケーブル、スピーカーケーブルに関しては、電源ケーブルと一緒に這わせないでください。
どうしても交差する場合などは出来るだけ直角で交差するようにしてください。
・左右の対になるスピーカーケーブルは、同じ長さで繋いでください。
アンプが助手席の下で左右のケーブルに余裕が違う場合でも、
同じ長さでカットし長い方を巻かずにマット下などで蛇行させるように隠してください。
・ヘッドユニットやアンプなどのマイナスはボディアースと言って、
ボディに繋がっている金属部に取り付けますが、アースの不具合が原因という場合が多々あります。
電源が入らない場合はまずアースを疑い、出来るならマイナスもバッテリー直をお勧めします。
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